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車検切れの車を走行させると?罰則や車検を受けるためにできること

車検切れ

公道で車を走行させるには、車検に合格している必要があります。クルマの保安基準を満たしているか検査する車検は定期的に受ける必要があるもので、期限が切れている車両は公道で走行できません。

しかし多忙な生活や状況によっては車検切れになってしまったり、車検切れの車にもう一度乗りたいと思ったりする場合もあります。そこでこの記事では、車検切れの車を再度走行させるのに必要な点を詳しくご紹介します。

この記事のポイント

  • 車検切れの車は公道走行できない
  • 違反すると一発免停になる
  • 車検切れの車は仮ナンバーなどを取得する

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車検切れの車は公道を走行できない理由

車検標章

多忙な場合には、期日までに車の車検を通すことができない場合もあります。しかし期日が過ぎてしまった車は公道を走行できません。

車の車検証には有効期限が定められており、期限切れの車を公道で走行させると道路運送車両法という法律に違反します。

車検切れの車は走行できないというのは公道の場合で、私道の場合には車検切れであっても走行可能です。そこで車検切れの車を再度走行させるためには、整備工場などに持ち込んで車検を受ける必要があります。

車検切れの車は運輸局や軽自動車検査協会に持ち込む

車検が受けられるのは整備工場の他に、普通自動車は運輸支局、軽自動車の場合は軽自動車検査協会が窓口です。 また、運輸局や検査協会に持ち込む際に、車検証や納税証明書を準備しておく必要もあります。

車を所有しているなら、車検を受けるだけでなく自賠責保険に加入している必要があります。対人賠償を目的とした保険で強制保険とも呼ばれるもので、対人事故に対して最低限の賠償を行います。車検切れの車は、自賠責保険が切れているので公道を走行できません。

車検切れの車を走行させた際の罰則

法律 裁判

車検切れの車を公道で走行させた場合には、道路運送車両法に違反しているだけでなく、無保険の車を走行させると自動車損害賠償保障法に違反しています。

免停になる可能性もある

車検切れの車を走行させると免停になり車を運転できなくなる可能性があります。

道路運送車両法58条

  • 6点の減点と30日の免停
  • 6か月以下の懲役又は30万円以下の罰金

自動車損害賠償保障法86条

  • 1年以下の懲役又は50万円以下の罰金

上記のように免停になったり懲役や罰金が科せられるため、重大な処罰があると理解できるでしょう。

無車検運行と無保険運行の両方に違反した場合は、以下の処罰があります。

  • 違反点数6点
  • 1年6か月以下の懲役又は80万円以下の罰金
  • 90日間の免許停止

車検の際に自賠責保険も加入するため、両方の違反となります。このように重大な法律違反となるため、車検切れに気づいたのであれば適切な方法で車検を受ける必要があるのです。

保険が適用できない

万が一、車検切れの車で事故を起こしたなら、さらに深刻な事態となります。車検切れの車で走行するだけでも法律違反となり行政や刑事処罰がありますが、交通違反まで行うなら道路交通法違反の処罰も加えられます。

上記のように、自賠責保険が適用されない他に、任意保険に加入していたとしても無車検の場合は適応外となる可能性があるからです。交通事故が起きた場合に、自動車保険を使うことができないなら経済的負担は多くなります。

任意保険に加入していた場合でも、自賠責保険に加入していると限度額を超えた金額が任意保険から支払われます。つまり、任意保険に加入していた場合でも、自賠責保険に未加入であれば限度額までの費用を自己負担する必要があるのです。

人身事故を起こしてしまった場合に必要な賠償金は、数千万円以上に及ぶケースもあるでしょう。自分の将来のことを考えるなら、無車検の車で公道は走行できません。

車検の期限を確認する方法

車検証

車検満了日は、事前に業者などからお知らせが届くわけではないため自分で確認する必要があります。

フロントガラスには車検シール(車検標章)が貼り付けられているので、どこから見ても車検が切れる年月が分かるようになっています。

もしくは車検証に交付年月日や車名の情報が記載されていますが、有効期限も記載されているので確認可能です。記載されている年月日以前に継続車検を受ける必要があるのです。

新車の場合の初回車検有効期限が3年、継続車検は2年です。車検の期限を確認しカレンダーに記載するなど、期日前に車検を受けられるようにしておきましょう。

車検切れの車を走らせる方法

車検の有効期限が切れてしまった車を再度車検を受けたり、公道を走行させるために必要な手順をご紹介しましょう。

仮ナンバーを取得する

仮ナンバーを申請して取得することで一時的に公道走行できます。仮ナンバーを申請するには自治体の役所で申請手続きを行います。

自賠責保険に加入し、本人確認書類、さらに運行対象の車を確認できる書類を用意しておきましょう。すべての役所で対応しているわけではない可能性もあるため、事前に電話で確認しておくとよいでしょう。

仮ナンバーの申請手数料は750円となっており、期間はおおよそ5日になっているケースが多いようです。

仮ナンバーは目的が終わったら、返却しなければいけません。対象の車の車検が完了したのであれば、再度役場に戻って仮ナンバーを返却します。

なお仮ナンバーで公道走行させる時にも自賠責保険に加入する必要があるので注意しましょう。

レッカー車で運んでもらう

自分で仮ナンバーを取得して車検を受けるのが面倒であるなら、車載車を持っているディーラーや整備工場に依頼できるでしょう。

車を積み込んで移動させられるトラックなら、公道を走行させることなく車検を受けられる整備工場や運輸支局に運んで検査を受けられます。

仮ナンバーを取得したり返却したりする手間がないため、面倒であればこのような方法が利用できます。

レッカー車を手配するには車検費用の他に追加料金がかかる可能性もあるため、依頼する際に確認しておきましょう。

※カミタケモータースではレッカー車の対応はしておりません。

新規検査・継続検査を受ける

既に抹消した車であれば、運輸支局か軽自動車検査協会に移動させることができたなら、新規検査を受けることで車検に通せます。必要な項目をクリアしたのであれば新しい車検証を取得可能です。

これまで乗っていて車検切れになった車の場合には、継続検査を受けます。書類に必要事項を記入して検査を受けることで、新しい車検証を取得できます。

車検切れの車を走行可能にするための費用

車検切れの車を走行させるために必要な費用を見ていきましょう。仮ナンバーの申請料やレッカー車の費用はケースによって異なるため含めていませんが、その他に車検料やメンテナンス費用が必要です。

車検料

車検料には車検を受けるのに必要な法定費用の他に、車の検査を行うための車検料があります

車検の費用の中には、どこでも同じ金額を支払う法定費用と点検に必要な車検料が含まれています。

法定費用

法定費用には自動車重量税と自賠責保険、さらに印紙代が必要となります。これらは車の種類や大きさによって定められているものでどこで車検を受けるとしても同じ費用が必要です。

排気量の他にはエコカー減税の対象車かによっても税金が異なるケースがあります。そのため、車検を受けるときに法定費用がいくらになるのか確認しておくとよいでしょう。

法定費用はどの車でも同じ金額が必要なため、車検切れだからといって高くなる費用ではありません。

車検料

作業料や手数料となるのが、車検料です。車検を実施する整備工場やディーラーなどで定められている車検料を支払う必要があります。車検費用を抑えたい場合には、車検専門店など車検基本料が安く設定されている整備工場に依頼するとよいでしょう。

もちろん車検料だけで整備工場の比較をするのではなく、整備料も含めたトータル費用で比較しておくのはおすすめです。

メンテナンス費用

車検が切れた車というのは長期間放置されている可能性もあるため、メンテナンス費用が必要となるケースがあります。車は定期的に動いている方が調子がよいため、車検が切れて放置されている期間が長いほど、必要なメンテナンス項目が増えるでしょう。

エンジンオイルや冷却水の交換といった定期的に行うべきメンテナンスの他に、ブレーキオイルの交換や各種ゴム部品の状態のチェックなど、点検すべき項目は多くなります。

通常の継続検査よりも、放置車両のメンテナンスの費用がかさむことは避けられないでしょう。

車検切れの車のコンディションが心配なら乗り換え

経過している年数によっても異なるものの車検切れの車は、放置されている期間によってはコンディションが心配になるのです。

元々乗っている車が年式が古い車であればあるほど、コンディションを確認すべき項目が増えるでしょう。

車検切れの車を点検する際に状態をチェックしておき、安全に走行できずに車検に合格できないなら部品交換を行う必要があります。

継続して車検受けるなら費用を抑えられる

車検切れの車で行っても適切なメンテナンスを行うことで継続して乗り続けることは可能です。また中古車や新車を購入するときのトータルコストと比較すると、整備をして乗り続けるほうが費用負担を抑えられるでしょう。

経過している年数によってもどちらの方がよいかは異なるため、予算や今後のカーライフについて検討するのはおすすめです。

 予想以上に整備費用がかかる場合もある

車検切れで放置している車なら、予想よりも整備費用が必要となるケースもあります。車両のコンディションによって大きく異なるものの、走行距離が多い車で、年式も古い車であれば整備内容が増える可能性は高いでしょう。

もちろん年式が古い車であっても定期的に整備された車であれば、車検切れでも問題ないこともあるでしょう。いずれにしても車のコンディションが心配であれば乗り換えを検討することも可能です。

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しばらく使っていなかった車でも、気になる部分はしっかりメンテナンスすれば引き続き乗り続けられるでしょう。

枚方近郊で車検を受けるなら、ぜひお気軽にご相談ください。

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ABOUT ME
前 尊司
前 尊司
【保有資格】自動車検査員・国家二級整備士・整備士歴20年 京都自動車専門学校卒業後、トラック、バスの大型車やタクシー、外車と幅広く整備を経験。カミタケモータースでは自動車検査員として法令を遵守し、社会的責任を果たしております。また、お客様対応では安心安全にカーライフを送って頂けるよう、真心込めて接客を心掛けております。