車検シールや車検ステッカーと呼ばれるものは、車検基準を満たした車に発行される正式名称が「検査標章」というものです。
車検シールは、所定の位置に貼り付けすべきもので、車検証の有効期間が満了する日付が記載されています。
公道を走行するのに必要な車検シールの位置や貼り方、さらに再発行の仕方などを詳しくご紹介します。
車検シールのポイント
- 車検シールは保安基準を満たしているシール
- 車検の有効期限が記載されている
- フロントガラスの内側から所定の位置に貼る
車検シール(ステッカー)は2種類ある!
検査標章という名称の車検シールは、車検の有効期限を示しています。車検シールは、車種によって2種類あり、以下のように分かれています。
- 普通車用:水色のシール
- 軽自動車用:黄色のシール
車種別に色で見分けられるようになっています。大きさは同様ですが、ベースとなる色のみ分けられています。
車検シールをフロントガラスに貼り付けしていると、車検を受けて基準を満たしている証です。
普通車と軽自動車のどちらも、黒の数字が記載されており、車検証の有効期間の満了する日付が記載されています。
正面から見たときに、有効期限が一目で分かるようになっているので、車検切れの車は第三者が見てすぐに見分けられます。
ダイヤルステッカーは法定点検の際に発行される
フロントガラスには、「ダイヤルステッカー」と呼ばれる法定点検の時期を示すシールが貼り付けされています。
丸い形状のシールになっており、12か月点検の年月が読み取れるものになっています。法定点検は、車検の度に受ける24か月点検の他に、12か月点検がありますが、12か月点検の時期を示しているのがダイヤルステッカーです。
車検シールとは異なり、周囲に1から12の数字が記載されています。中央に記載されているのが「年」で、白く切り抜かれている数字が「月」を示しています。
法定点検も忘れずに受ける必要があるため、定期的にダイヤルステッカーを確認しておきましょう。
車検シールの位置は2023年7月から変更へ
現在の車検シールの貼り付け位置は、自動車の前面のガラスの内側に前方から見やすい位置に貼り付けるように定められています。
一般的な車は、フロントガラスの中央部分に貼り付けていることが多いです。ルームミラーの裏側に貼り付けています。
しかし国土交通省は、2023年7月から車検シールの貼り付け位置を変更するとしています。
運転席から、そして車の外からも車検証の有効期間を確認しやすい、運転席側上部で車両中心から可能な限り遠い位置に貼り付けるというのが変更点です。
運転席側上部で、運転者の視野を妨げる場合には、運転者の視野を妨げない前方かつ運転者席から見やすい位置に貼り付けます。
※参考:自動車検査登録総合ポータルサイト
現状の貼り付け位置
車検シールの貼り付けは、フロントガラスのどこでもよいのではく、定められた位置に貼り付けます。2023年7月までは、以下の位置に貼り付けることになっています。
・ミラーがある中央
・ミラーがないときは左上
・着色されている部分の下側
ルームミラーがフロントガラス付近にある場合は、下側に貼り付けします。ルームミラーがフロントガラス部分にない車両の場合は、運転席から一番遠いフロントガラスに貼り付けます。
この場合に貼り付けるのは、右ハンドルの車の場合はフロントガラスの左側になるでしょう。
車検時期の読取り方
車検シールには、車検時期が印字されています。
表面の意味
表面に印字されているのは、自動車検査証の有効期限が満了する年月です。大きな数字は「月」、小さな数字は「年」を意味しています。
年を示す数字は、配置場所が異なっているため、令和の何年なのかが識別できます。例として、令和5年であれば右下に配置され、令和6年は左下という形です。
この順番で配置されていくので、小さな数字の位置でも年を識別可能です。
裏面の意味
裏面には自動車検査証の有効期間の満了する年月日が印字されています。車内から車検が切れる日付が確認できるようになっています。
車検シールの貼り方
車検シールは、車検を依頼したディーラーなどで貼り付けしてくれることが多いです。しかし、車検シールの発行が後日になる場合は、郵送された後に自分で貼り付けしましょう。
車検シールが手元に届くまでは、「保安基準適合標章」を貼り付けします。通常は1週間から2週間で郵送されますので、車検シールが届いたなら、忘れずに貼るようにしましょう。
「保安基準適合標章」の有効期限は、15日間となっています。期限までに車検シールが郵送されるはずなので、すぐに貼り替えましょう。
車検シールの貼り方の手順
車検シールは、折り合わせて1枚のシールにする形で発行されます。まずは、車検シールの裏面の右半分をミシン目まで山折りします。
その後、ミシン目Bを谷折りして、透明シールの上で貼り合わせましょう。シールの左半分を剥がして、右側シールの枠に合わせて貼り付けします。
合体させたシールを台座から剥がして、フロントガラスに貼り付けしましょう。
車検シールを忘れると公道を走行できない
すでに取り上げた内容ですが、車検シールを貼り付けていないなら、公道を走行できません。
警察はもちろんのこと、整備工場など他の人が見ても車検切れの車は識別できるからです。整備工場やカー用品店では、無車検や車検切れの車を発見したなら、通報することもあります。
車検は、新車から3年、その後は2年ごとに義務付けられています。有効期限内の車検シールを貼っていないのに車を走行させると、道路運送車両法第109条の違反です。50万円以下の罰金が科せられる場合があります。
車検切れの車を公道走行させると、罰金や懲役が科せられることがあります。
車検切れの車を走行させた場合の罰則については、こちらの記事をチェックしてください。
車検シールが手元に届かない場合
ほとんどないケースですが、万が一車検シールが手元に届かないという場合でも「保安基準適合標章」の期限を過ぎると公道を走行できません。
保安基準適合標章が適用できる期日が迫っているのに手元に届いていないなら、期日の前に車検の依頼先に確認しましょう。
依頼先が郵送を失念している可能性もあるため、事前に確認して期日前に手に入れるようにします。
車検シールを再発行する方法
フロントガラスを交換するなどの理由で、車検シールを再発行する必要があるかもしれません。その場合には、陸運局や軽自動車検査協会で再発行できます。
車検シールの再発行
- 普通自動車:陸運局・陸運支局
- 軽自動車:軽自動車検査協会
車検シールの再発行に必要な書類
- 自動車検査証
- 車検シール(破損や汚損のケース)
- 印鑑(普通車)
- 委任状(普通車)、申請依頼書(軽自動車)
申請する際に、普通自動車には理由書、手数料が必要となります。実車は必要ないため、該当車種で申請しにいく必要はありません。
万が一、再発行にいく時間がないなら、業者などの代行依頼できますので、相談してみましょう。
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よくある質問
車検シールとは?
車検シールは、「検査標章」と呼ばれるもので、自動車検査証の有効期限が満了する時期が印字されています。
車検シールの貼り方は?
車検シールは、2枚のシールを貼り合わせて準備します。指示されている手順に従って、片側を剥がしてから、貼り合わせて1枚のシールにします。その後、規定のフロントガラスの位置に貼り付けしましょう。